タイ軍事政権は12日、タイ人用出入国カードの廃止を決めた。出入国審査の混雑緩和が狙い。外国人用出入国カードは継続する。

 タイの出入国カードは名前、生年月日、国籍、パスポート番号などを記入し、出入国審査の際にパスポートと一緒に審査官に提出する。出入国審査の手間が増え、空港の混雑悪化を招いているという指摘があり、タイ人用については廃止する。

 外国人用についても廃止を求める声があったが、タイ観光スポーツ省が、カードから得られる情報が旅行動向の分析に有用と主張し、見送られた。

 バンコク郊外のスワンナプーム空港とドンムアン空港はタイ人、外国人双方の旅客数の増加で出入国審査の混雑が悪化。ドンムアン空港では8月5日、外国人の審査の待ち時間が4、5時間に達し、空港当局に非難が殺到した。